横浜西口 漢方内科・糖尿病内科

医療法人 養光会 ベイサイドクリニック

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糖尿病をもっとくわしく知ろう!

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糖尿病がすすむとこんな症状が!

糖尿病が、進行しているときは、喉が渇く、だるい、疲れやすい、手足がしびれるなどの自覚症状が出ることがあります。

喉の渇き、体重の減少、知覚異常には要注意!

はじめのうちはほとんど自覚症状がなく、気がついたときには病状が進んでしまっているのが糖尿病の恐ろしい特徴です。その自覚症状も「痛い」とか「熱がある」といった、強烈な苦痛を伴うものではありません。
それだけに、なおさら病気であることを見過ごしてしまうことが多いので、注意しなければなりません。

高血糖になると、体は細胞の水分を血液に移動させ、その水分によって血液中のブドウ糖濃度を薄めようとします。そのため糖尿病になると、細胞の水分が不足した状態になり、喉が渇くのです。激しく喉が渇くと、昼夜を問わず何度も水を飲むことがあります。細胞の水分が不足すると皮膚がカサカサするなど乾燥肌になったり、かゆくなったりすることもあります。また、水分を多量にとるので尿の量が増え、ひんぱんにトイレに行きたくなることも症状の一つです。
そのほか、「体がだるくて疲れやすくなる」「体重が目に見えて減ってくる」のは、エネルギー源となるブドウ糖が筋肉などの体組織にうまく取りこむことができなくなり、栄養不足になって起きる症状です。「手足がしびれたり」「何も触られていないのにさわられているような感じ」がするのは、神経組織の栄養や代謝状態に異常が起きているために現れる症状です。

合併症が起きると、自覚症状も変わってくる

こうした自覚症状は、放っておくとやがて合併症を起こした時の症状へと移っていきます。合併症は、「血管障害」と「神経障害」に大別されますが、症状もそれに伴ったものが現れます。
「血管障害」で現われてくるのは、皮膚のかゆみと視力の異常です。かゆみは、がまんできないほど激しいものです。その範囲は全身にわたることもありますが、陰部周辺に現われることが多いのが特徴です。視力障害は、新聞の文字がぼやけてくるという視力低下のほか、目が疲れやすくなったり、物が二重に見えたりするのが特徴です。
「神経障害」がもとで現われる自覚症状には、手足のしびれがあります。両足にピリピリチクチクした知覚異常が生じ、ひどくなると感覚が鈍くなって、けがややけどをしても気がつかないようにさえなってしまいます。
また、「血管障害」と「神経障害」が重なると、“けが”や“やけど”をした時に治りが悪くなってしまうこともあります。細菌に対する抵抗力も落ちるので、ちょっとした傷でもすぐに化膿してしまいます。
その他の自覚症状としては、こむらがえりを起こしやすくなる、下痢と便秘を繰り返すようになるというものがあります。糖尿病になると唾液に糖が多く含まれるので、虫歯や歯槽膿漏になりやすくなります。これも症状の一つと考えてよいでしょう。

糖尿病科担当医 糖尿病科担当医