冷え性(冷え症)と漢方

漢方専門医による漢方治療。健康保険で漢方薬を処方しています。

冷え性(冷え症)と漢方

冷え性チェックリスト

冷えは万病の元!冷え性(症)度をチェックしましょう!

冷え性で出やすい症状をあげてみました。
3つ以上あてはまる方は要注意です。

冷え性とは?

皆が寒がらないのに自分だけ寒いと感ずることや、実際に気温の低下に対して体温調整ができず、体の表面の温度が低下してしまい、日常生活に支障をきたし熟睡できなくなったりすることです。
主に手足の先や背中の辺りなど局所的に皮膚温が低下するもので、体内の温度(体温)が低下することはありません。
原因としては、血管に作用する自律神経の機能が乱れ、血管が細くなり血流が低下してしまうことが考えられています。

冷え性(冷え症)は、女性に多く、卵巣の働きが綿密に関係し、生理中や生理後の10日くらいの期間あるいは更年期に多くの症状がみられます。
時に甲状腺や副腎などのホルモン異常や動脈の閉塞などの病気が背景にあることもありますが、多くは女性ホルモンに対する自律神経の反応異常によります。

冷え性(冷え症)に多い症状

  • 手足が常に冷えていて、なかなか温まらない
  • しもやけ・あかぎれ・しびれ
  • 肩、ひじやひざなどの関節痛、腰痛
  • ほてり、のぼせ、めまい
  • 夏でも汗をかかない
  • 頭痛、肩こりがひどい
  • 冬は特に朝起きるのがつらい
  • トイレが近い、膀胱炎
  • 顔色が悪い
  • 元気がない、気力がない
  • いくら寝ても疲れがとれない
  • 慢性疲労、だるい
  • 低血圧
  • 不眠
  • 生理痛、生理不順
  • 便秘、下痢、お腹がはる
  • 目の下のクマ
  • 肌荒れ、乾燥肌、ニキビ
  • 集中力がなくなる
  • むくみ、足がむくむ
  • 胃腸虚弱。胃もたれ、食欲不振、胃痛
  • 風邪を引きやすい

…多様な症状があります。

冷え性(冷え症)のタイプを以下のように分類して考えることができます

  1. 月経周期と関係なく気温の低下に過敏に反応して“冷え”を訴えるタイプで、いわゆる自律神経の失調によるもの。
  2. 月経時やその後の10日間程度、周期的に見られるタイプで黄体ホルモンによる体温上昇作用が消失したことによるもの。
  3. 更年期やそれ以後の女性に見られるもので、女性ホルモンの変化や血管の老化に伴う血流障害などが関係しているもの。

漢方専門医が処方する漢方薬

女性に多い「冷え性(冷え症)」は、漢方薬の服用で改善します。

原因は、自律神経機能のアンバランスによることが多いのですが、女性ホルモンが深く関係することは確かで、それ以上のくわしいことはよくわかりません。 そのため病気の原因を直接、間接的に除去するという西洋医学治療がむずかしい症状です。
漢方では症状はもちろん、個人の体質に合った薬を選ぶことで、冷え性の治療はもっとも得意とする分野です。
冷えの他、よく伴う症状である、めまい、頭痛、肩こり、下痢などの症状があれば、それらを同時に改善させることもできるのです。

個人の体質・症状に合わせてその人に合った漢方薬を選びますが当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温経湯などの漢方薬が使われます。
当クリニックを受診し、漢方薬の服用をおすすめします。

くらしの中の予防法
食事 冷たいアイスやジュース、生野菜、果物などの大量摂取は避け、体を温める食品(生姜、ねぎなど)をバランスよく取りましょう。
入浴 寝る前に38~40℃くらいのお湯にゆっくりつかると、手足の血の巡りがよくなります。みぞおちまでつかる半身浴、くるぶしまでをお湯につける足湯もおすすめです。
服装 靴下の重ね履きや、毛糸の下着などの工夫で、冷えから身を守りましょう。しめつけの強い下着は、血の巡りを悪くするので避けましょう。
運動 血行をよくするウォーキングやストレッチなどの適度な運動を心がけましょう。
室温 過剰な冷暖房の元では、体温調節機能が狂いがちです。できるだけ、室内と気温の差は5℃程度に。

資料:株式会社ツムラ

当院での受診を希望される方へ

体調が悪くて当日に受診したい方(発熱、風邪症状、新型コロナ感染疑いを除く)は、下記の時間内にお越し下さい。
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